2008年01月16日
コールマンのストーブは、錆過ぎるという話 ピーク1

コールマンの製品は、ランタンとキャンプストーブを中心にかなりの数を使ってみた。特にランタンは、長い歴史に裏打ちされた優れた製品だと思う。がしかし、ストーブはというと、あまり気に入っていないのですよね。
もちろん2バーナーもシングルバーナーのピークワンも複数台持っているのです。でも、耐久性を考 えると?なのであります。

特にシングルバーナーの錆やすさときたら……。たいして使わないうちに錆びます。それも激しく。バーナーヘッド、風防、脚……。あちこち錆びます。ツーバーナーもヘッドのリングが錆びて穴あき状態になっていきます。私のメンテナンスが悪いかなと思いつつ、同じように使ってきた他メーカーはそうでもないのですよね。
製品を構成する素材のほとんどが安価なスチールで大したメッキも施されていないので当たり前といえば当たり前なのですが、これって耐久性と信頼性が必要なアウトドア製品としてどうなのさ? と思うわけです。オールドコールマンの502は、風防などはある程度しっかりメッキされているのになぁ……。まぁ、困ったらクルマで移動できるオートキャンプの場合なら、別に大した問題にならないのだろなぁと推察します。

思い起こせばコールマンというメーカー、ランタンとバーナーのメーカーであり、テントやその他キャンプ用品は、ブランド優先で売られてきたような印象が強いのです。初期のコールマンブランドのドーム型テントなど、えーっ、そんなフレームワークじゃぁ、風吹いたら弱いじゃんとか、雨降ったら荷物濡れますよ的な非常に的を得ない製品が多々あった。その後も、大型ディスカウント店用のラインとその他専門店向きのラインを分けていたような印象があり、アウトドア専業ブランドとしての信頼性は僕の中ではとても低いのですよね。WEB上の製品紹介を見てもフレームワークすら載っていない情けなさだしなぁ。まぁ、たまーに良い製品はもちろんあるのですけどね。低価格である程度の品質の製品をユーザーに提供するというアウトドアトップブランドとしての責任もあるのでしょうが、そうなると国産ディスカウントメーカーとどこが違うのかなぁ? なんて疑問も出てくるわけです。
話がダイブそれてしまいましたが、写真のストーブは、使用頻度の浅い方。より使ったほうは、もっと悲惨。コールマンのストーブ類はとにかく錆びやすいというお話でありました。
P>この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2007年04月16日
徒歩旅でも使える アウトバックオーブンってこんなもの
先日、コールマンのキャンピングオーブンを紹介した。外装が薄く、外気の影響を受けやすいけれど、オートキャンプに持ち出すには折り畳めてとても便利な製品だ。では、クルマ以外の徒歩や自転車、バイクでのキャンプで使えるオーブンってないの? というと、アウトバックオーブンという製品があるのです。さすが、パンが主食の国アメリカ。歩いて出かけてパンを焼くのですよね。
網のストレージケースに入ったモナカ状の鍋を組み立て、シングルバーナーの上にセット。熱の放射板の上に釜、釜の上から、熱をこもらせるカバーをかけるという構造。
釜のサイズが小さい分、温まりやすく、きちんとパンだのピザだのが焼ける。こびり付き防止加工がされているので掃除も簡単し、シグやMSR、トランギアなどの鍋つかみハンドルを使えば、フライパンとしても機能する合理的な設計だ。
とはいえ、釜を覆うカバーは耐熱とはいうものの布製。あまりにストーブの火力を上げすぎると、焦げてしまうので注意が必要だ。チキンの丸焼きだとか大型の調理をしないなら、オートキャンプでも低火力で高温を確保できるこちらの方が使いやすいかも。もちろん家庭のレンジでも小型のオーブンとして使用可能ですぞ。
P>この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2007年04月12日
これ以外に選択肢が全く無い コールマン 2バーナー

これはまぁ、地べたキャンプが当たり前だった学生時代には、ちょっとした憧れだった。なんとなくアメリカの風を感じて、楽にアウトドアと親しむのもいいかもなぁなんて思ったけれど、クルマは買えないし、ツーバーナーだって、当時の僕にしてみると、とんでもない値段で売っていたから、手に入れることは遠い世界での出来事だった。
その頃はもちろん、歩きや自転車でキャンプすることが多かった。つまりは、そんなもの持っていても使い道はなかったのだけどね。
結婚して子供ができ、しばらく経った頃、世の中はバブルの最後で、円が高くなったせいか、アウトドアがブームになりつつあったせいなの か、コールマンのツーバーナーも比較的手にしやすい値段になっていた。

ガソリンを使用するツーバーナーは、コールマンしか選べないのが寂しいけれど、寒い時期は火力の落ちないこれに頼るしかないと思うのですよね。構造がシンプルなだけに、キャンプ地で不調でも、ちょっとした工具があればメンテナンスできてしまうのもいいところ。ガス燃料のバーナーなら、ノズルの目詰まり以外そもそも不調とも無縁なんですが……。
P>この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2007年04月12日
金色のニクイヤツ キャンピング・オーブン

コールマンのキャンピングオーブンは、その点、折り畳むことができ、ツーバーナーとともに、手軽にアウトドアでピザやパン焼きを楽しむことができる製品だ。我が家のものは、40年ほど前の製品だが、その構造は現在発売されているキャンピングオーブンⅡもほぼ変わっていない。製品自体の材質は、スチールで表面を耐熱塗装してあるため、油断をするとすぐ錆びる。現行品はその点スチールにアルミメッキが施され錆びに も強い仕様になっている。

使い勝手なのだけど、ツーバーナーに乗せ加熱する構造なのだが、庫内の温度はなかなか上がり辛く、温度分布はムラになりやすく安定した温度で使うのも難しい。そういう意味では、温度調整の難しい料理をするには不向き。ただ、ピザや、グラタン、パン焼きといった調理はそれなりに使える。温度計は一応付いているのだけれど、金属の膨張収縮を利用して温度変化を表示するバイメタル式なのでほぼあてにはならな い。

我が家では、大人数分のピザを焼く時には、家庭用の電気オーブンの他、コールマンキャンピングオーブン、アウトバックオーブンなどが出動。一気にピザを焼き上げるのにも一役買ってくれている。そういえば、PYROMID SMOKER / OVENなんてのも、なかなか便利。
P>この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2007年02月20日
無名だけど使えばわかる! ホグロフスのデイバッグは名品です。

そんな現地調達お持ち帰りグッズの一つが、このHAGLOFS ホグロフスのデイバッグ TIGHT SMだ。子供が背負っても全く違和感のない小振りなサイズ。それでいて大の大人が背負っても体にピタッと張り付き、背負っていることを忘れさせる不思議なバックだった。
背面と本体の2室構造。荷室は、下部までダブルジッパでガバーッと開く。内部にはベルクロ留めの荷崩れ防止ベルトが付き、左右に配置されたコンプレッションベルトで荷物の少ない時でもきちんと押さえ込んでくれる。

ウエストベルトは、バックルが破損したため、現在仮留めしているが、歩行時にザックが左右に振れるのをきちんと防いでくれる。
小型のザックは、ミレーやオスプレー、グレゴリー、モンベル、大型ザックは、ミレー、モンベル、ダナデザインを使っていたが、背負い心地でこれに勝るものはなかった。長いことホログフスの製品は、国内では細々と販売されている程度だったのだが、この文章を書くにあたり、検索してみるとかなり本格的な国内展開が始まっていた。

やはりいい物は、売れるのですねぇ。
この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2007年01月31日
フェラーリレッド!?の肉いヤツ。コンパクトスモーカー

ということで、昨日のコンパクトスモーカーや、ダンボールで燻すのに一時期はまりました。
そのころ、ちょうどスウエーデンに出かける機会があり、あちらのアウトドアショップで見つけたのがコレ。

中身を見て驚いたのは、薄型な容器に大き目の火種台を兼ねたスタンドと2段の網、分煙板が綺麗にセットされていたこと。材質は、フルアルミで軽量。下段の火種台にチャコールブリックスや炭などの火種をセットして、燻製ボックスの下部のサークル状の部分にチップをセット。食材をセットしてしばし待てば、燻製ができあがる。

サイズ的には、スノーピークのコンパクトスモーカーより、表面積は大きいが厚みが無い。魚を多数燻製するには、良い作り。大きな肉を燻製しようとすると、入りきらない。
まぁ、大きな肉は、コンパクトスモーカーより、ダンボールを使った方が良く燻せるのですけどね。
また、チップはなるべく細かいもの、できればパウダーを使った方が、スペースに限りがあるこのスモーカーには都合がいい。
鍋、釜、フライパン♪ いずれにしても燻製一度はチャレンジする価値ありです。
この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2007年01月30日
丈夫な熱燻器! スノーピークのコンパクトスモーカー

と言いつつ、ペグやHDポール、HDヘキサタープ、マルチスタンドや初期のフォールディングテーブル2種、キッチンフォールディングテーブル、ワッパーなどなど、ポイントとなる部分で大分お世話になっている信頼できるメーカーだ。愛犬用のチョーカーなどを見ると、アウトドアから離れた 部分としてもブランドとして成立しているのかなぁ?と少しばかり不思議な気分がする僕なのであります。愛犬用品として見た場合、凝った作りなのが一目でわかるできの良さ。まぁ、スノーピークにしても、モンベルにしても、優れたアウトドア製品を送り出すブランドとして世界に認められているわけで、アウトドアの一流ブランドといえば、海外物しかなかった時代から思うと凄いことだなぁと感じる。

今回紹介するコンパクトスモーカーは、目立たぬスノーピークのロングセラー。10年ほどはカタログに載っていたでしょうか? 細かなマイナーチェンジを繰り返し品質を向上させる努力を惜しまないスノーピーク製品としては珍しい存在ではないでしょうか? 今年のWEBカタログからは外れているのですけどね。
巨大なお弁当箱を思わせるこれは、取っ手を除いてオールステンレ ス。底部にアルミホイールを敷いて、スモークチップを載せる。しかる後に分煙板兼汁受けを置き、2段に食材を載せた網をセット(もちろん1段でも可)。蓋をして最初は強火、あとはゆるゆると弱火~中火で煙の出方を見ながら燻せば、燻製のできあがりとあいなる。
燻製には、冷燻、温燻、熱燻とあるのだけれど、熱を加える熱燻や、熱が入り気味の温燻が作れる。冷燻や温燻は、下準備に時間がかかるので、アウトドアで手早く燻製風味の食材を作るには、これで十分な機能。
熱燻は、フライパンにボールなど、火にかけられて煙を閉じ込められるものなら、なんでもチャレンジ可能。温燻なら、ダンボールや一斗缶でもできるしなぁ。そう考えると税込みで8190円というと高い買い物なのだけれど、燻製をするとその鍋は使い物にならなくなるし、汁受けがついていると、チップが濡れないなどのメリットもあるなどと言い訳を少々。持ってても損はしないかなぁというお道具でございます。次回予定は、スウエーデンで見つけたコンパクトスモーカーのお話でございます。
この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2007年01月25日
最強のソフトクーラー シアトルスポーツ フロストパック

我が家にもコールマンのポリライトや、スチールベルトなどを筆頭に数種類のクーラーがある。中でも持ち出す機会が多いのが、シアトルスポーツ製のソフトクーラー フロストパックだ。
製品のラインナップとしては、12qt、19qt、25qt、40qtの4製品あるのだが、持っているのは、12qt、25qtの2製品。キャンプの時だけでなく、磯遊びや生もの主体の買い物、運動会などなど、いつでもクルマの中に置いておきたいと思う物の一つだ。

ソフトクーラーバッグの利点の一つが、普段使わない時は、かなりコン パクトに折り畳み収納しておけること。実際、キャンプに出かけるときは、食材満載帰りは空っぽとなるのだけれど、ハードタイプのクーラーボックスでは、行きも帰りも同じだけのスペースを必要とする。また、小さな車に荷物満載のキャンプスタイルでは、クーラーボックスはどうしても荷物の下の方になることが多く、途中で食材を買い足すという使い方をし難い。我が家の使い方としては、行きはハードクーラーとソフトクーラーに食料、飲料満載で出かけ、帰りは空になったハードクーラーにソフトクーラーを畳んで入れて帰路に着く。

ソフトクーラーは、コールマン、ロゴス、キャプテンスタッグなどが発売しているが、シアトルスポーツのフロストパックを使用していると、見た目が華奢で買い足そうとか、買い換えようという気があまり起こらない。

同じ製品が現在も発売されているが、ハンドルの付け根部分がより強化されているなど、実用的な改良が加えられている。今使っているものが駄目になっても、きっと同じモデルを購入すると思う。
スノーピークが一時同社の製品に自社のロゴだけを付けて販売していたが、現在はシアトルスポーツに依頼して、オリジナルサイズ、オリジナルカラーの製品を販売している。ネット上での販売価格を見ると、スノピ製がちょっと高め。

また、クーラーの常なのだが、湿度が多いと外部にかなり汗をかく。ハードクーラーよりもタオルをあてるなどの注意が必要です。
この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月22日
アウトドアチェアを語るなら、避けて通れない ガタパウトチェア

布は化繊だが、雨に濡れた後の乾きも早く、アウトドアでの使用を良く考えられていると思う。見た感じ座りづらそうなのだけれど、この椅子に馴染むと、畳んだ時のステッキの持ち手部分に頭を乗せ、居眠りすることも可能になる不思議な椅子だ。
ラレマンの大型チェアも長いこと使ったけれど、大きいのが災いして か、ついついこちらを持ち出す機会が多くなる。
耐久性に関しても、見た目も使い方もヘビーな友人が10年近く使い続けて、まだ現役なところを見ると十分なものだと思う。

近年、生産中止となったようだが、脚の接地部分など、若干デザインが変わって、再生産が始まっているという。長く使っても飽きのこないガタパウト・チェア、アウトドアを長く楽しむつもりなら、手に入れておいても損はない。
収束型の椅子は、国産品も含め多数発売されているが、バランスという意味でコレを超えた製品には出会わない。座り心地を優先するなら、小川のデラックスアームチェアぐらいかな? 上を行くのは。
この記事は、2006年9月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月21日
カナダのコールマン 200 メッキタンクと背高ベンチが印象的
昨日、カナダ・コールマンの335をご紹介したついでに本日のお道具は、同じカナダ・コールマンの200。200Aが発売される以前、USAコールマンで200が発売されていたのだが、そちらは50年、51年のわずか2年で製造中止、200Aへと変わっていく。カナダ・コールマンではその後も製造が続けられていた。
この200は、53年8月の製造。コールマンの赤ランタンでお馴染みの200A後期型のベンチレーターに比べて、200Aと同じ背の高いベンチレーターが使われている。寄る年波に勝てずクロームのタンクは、大分輝きが失われつつある。タンクの材質はブラス製。
カラー部には、USA製と違い浮き文字で型番とジェネレータ番号が入っている。グローブは、USパイレックスのサンシャインロゴだ。
USAコールマンの200Aもそうなのだが、背の高いベンチレーターのモデルの方が、煙突屋根をイメージさせてくれて、なにやらノスタルジックな雰囲気がある。私はこちらの方が好き。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月20日
明るくコストパフォーマンス最高のオールドコールマン 335
コールマンと言えば、お馴染み200Aや635が人気だが、需要と供給の関係からか、程度の良い物になるとオークションでは、目の玉が飛び出るぐらいの値段で取引されている。それほど高価なものだから、キャンプに持ち出しても盗難など、思いもよらない災難に出くわすこともあり、気軽に使うというわけにはいかなくなってくる。実際、知人も、キャンプを始めた頃から使っていた思い出の635メッキタンクモデルを盗まれた。
そんなオールド・コールマンの中でも、人気が高くなく、程度の良い物でも1万円前後で手に入るモデルが存在する。カナダ・コールマンの335だ。明るさも350キャンドルパワーと現行のどのコールマンよりも明るいのも魅力。
ベンチレータも小さく、ストレートを基調としたデザインは、好みの問題だが、私はかなり気に入っている。また、カラー周りの注意書きも、エンボスで浮き出たデザイン、タンクキャップがシルバーなのも格好いい。底面のサンシャイン コールマンロゴもいい感じ。
オールド・コールマンの入門モデルとして、また、どこにでも持ち出せるモデルとしてもオススメの335なのです。
まったくスペックは同じで、メッキタンクの335も存在するが、赤いタンクの335とともに希少価値からか高額で取引されている。実用品として手に入れるなら、やっぱりノーマルな335がいいなぁ。
ちなみに似たデザインで321、325、325Aというモデルも存在するが、イージーライトシステムを搭載したこれらのモデルは、バルブ周りが弱く、圧漏れが起きやすいのでご注意を。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月18日
実感! 凄いよ、ケルヒャー スチームクリーナー
キッチンのレンジ周りの油汚れや、焼付き汚れに強力なパワーを発揮してくれるのが、ケルヒャー社のスチームクリーナー。テレビショッピングでもお馴染みの高温の蒸気を噴射して汚れを溶かして落とす掃除機だ。
蒸気だけで汚れが落ちると思っているユーザーも多いようだけれど、これは大きな間違い。汚れの油質を蒸気だけで溶かして落とそうとすると、相当根気良く取り組まないと難しい。石鹸をブラシノズルに押し当てて溶かす。それを汚れ部分に押し当てて、石鹸の分解能力と蒸気のダブルパワーで油を分解すれば、頑固なこびり付きも、比較的簡単に落とすことができる。
今回、先日2晩、計20名分のバーベキューを調理したバーベキューグリル2台(落ちた油や肉と炭でドロドロの状態。バーベキューをした方なら、あぁ~と思わず気分が暗くなる)をケルヒャーのスチームクリーナーで掃除。見違えるほど綺麗になった。
我が家にあるケルヒャーは、型番JTK1205。k1201Plusの通販会社用バージョン。付属品が若干多い他は、K1201Plusと同じ物だと思う。スチームクリーナーには、ハンディタイプも存在するが、ちょっとした汚れを掃除するならともかく、キッチン周りや、バーベキューグリルなどを掃除するには、力不足。購入の際には、連続使用時間に注意して機種を選びたい。また、ノズル付近でスチームのON/OFF、スチームの強弱を調整で きる製品が使いやすいと思います。
ちなみにK1205は、連続使用時間40分。出力1500W,スチーム吐出圧力0.32MPa、ボイラー加熱温度145度というスペック。
購入に際して奥さんを口説くには、換気扇周りや、レンジ周り、油汚れに抜群に強いらしいよと、このバーベキューグリルの写真を見せれば、OK。道具過多の我が家では、最早そんな手は通用しませんが(家内談)……。
何を聞いても要らないと言われます(私談)。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月17日
求む! アウトドアでのコーヒードリッパー決定版
キャンプでコーヒーを淹れる便利な道具の一つにユニフレームのコーヒーバネットがある。針金をドリッパー状に加工して、使わない時はコンパクトに収納できるというものだ。アウトドア愛好家の中には、自作して同様のドリッパーを作っていた人もいたのだが、これを製品化してしまったユニフレームの勇気には、正直驚いた。
我が家には、コーヒーバネットのLタイプがあるのだが、ペーパーにコーヒーを入れお湯を注ぐと安定があまり良くない。また、湯沸しとコーヒーポットも用意しなければならず、コンパクトさを生かせない。結局、長いことお蔵入りの道具となった。※2006/9/5補足 現在発売されているタイプは、脚の部分が三脚になっていることを発見。これなら少しは安定するのかなぁ? と思う。
Sタイプであれば、一人分のシェラカップやコップで事足りるし、サイズ 的にも安定感を気にする必要はない。
このバネット、コーヒードリッパーとしての機能で考えた場合、コーヒーを淹れるときに出るガスが抜けやすく、ネルドリップ的に淹れられて、コーヒーの味もいい。
コンパクトさと言う点で、スノーピークのフォールディング コーヒードリッパー「焚火台型」も気になる製品。4枚のスチール板を組み合わせた形になっていて、畳むと平らな板状になる。安定性も確保している点は、使いやすさを感じさせてくれる。とはいえ、ペーパーフィルターをオリジナルサイズに合わせるために型に合わせて折り込む一手間が必要になるのは、どうにかならなかったのかな?と疑問を感じる。それを知って購入する気力が一気に失せた。使い勝手を犠牲にしてまで、焚火台の形にそこまでこだわる必要があったのだろうか?
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月17日
コールマンじゃない。サーモス model8491 2バーナー
2バーナーと言えば、ランタンと共にコールマンの代名詞とも言えるアウトドア道具。ガソリン式の2バーナーを作るメーカーは、今となってコールマンだけとなったが、1960年代ぐらいまでのアメリカでは、シアーズや、AGM(アメリカン・ガス・マシーン)、ウェスタン・フィールドなどなど、日本のリンナイ製品を含め、多くのメーカーが参入していたようです。
我が家のサーモス製のコンパクト2バーナーも、この時代の製品。AMG倒産後、現在は魔法瓶で有名なサーモスグループの参加に入って生産された製品。外見は当時のコールマン425Bなどに似ているものの燃焼系は全くの別物。メインバーナーは左となり、右側のサブバーナーのON/OFF調整の機構は、リンクを使って開閉する凝った作り。バーナーヘッドも コールマンを見慣れた目には、風変わりに映る。ポンプ部分も、燃料注入口にポンプカップを差し入れるスタイル。
メインバーナーの空気取り入れ口の調整ができるなど、現在の目から見ても工夫がこらされているのだが、実際の扱いやすさと耐久性と言う点では、どうにもコールマンの質実剛健な作りに分がある。長きに渡ってコールマンが愛され続けた理由も、この辺がが大きなポイントであったのだろうと思う。
ただし、バーナー部を含め、すべてのパーツが簡単に脱着できるため、ボックス内は完全なフラットとなり、調理かすなどの飛び散りの掃除はとてもし易い。コールマンでこんなツーバーナー作ってくれんだろうか
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月16日
雨や汚れに強いオールステンレス エイム カセットグリルL

どうしてもコンパクトに収納できるバーベキューグリルを選ばざるを得ないのだ。結果として辿り着いたのが、エイムから発売されているカセットグリルL。ステンレス板の片側をネジ止めして、V字型に開く構造にし、火床と焼き網をはめ込む構造にした製品だ。それにアルミ製の長い脚が付き、立った姿勢で調理できる。折りたたむと、厚さ6センチ程の板状に脚や焼き網、トング、鉄板など、付属品のすべてが収納できる。
いまでこそ、同じような構造の製品がキャプテンスタッグなどから発売されているが、コレを購入した十数年前には、他に選択肢は無かった。
定価で2万8000円という値段は、安価なものが多いバーベキューグリルとしては、相当勇気のいるものだが、脚部を除いてオールステンレスなのも購入動機のひとつ。実際、雨天に数日放置するという使い方を繰り返しても、10年経ってもサビは見られないし、こびり付きも非常に取りやすい。唯一の弱点と言えば、火床と焼き網をV字型の板に引っ掛ける構造のため、炭の増減以外に火力の調整方法が実質的に無いということだろう。焼き網の位置を高低2箇所で調節できるようにはなっているのだが、カンカンに熾きた炭満載の中、焼き網の位置を変えるのは、相当に危険な作業となる。止めておいたほうが無難だと思う。
写真に写っている円筒状のものは、火熾し達人。薪ストーブなど、炎系製品に強いホンマ製作所の製品。中央部から分割でき、入子状態で収納できる。下部に着荷材を入れ、その上に炭を入れ込み着火すると、10分程度で自然に炭をおこせる。我が家では、着火材を使わず、トーチであぶって点火。
ハンドルの付いたチャコールスターターなどの製品があるが、1000円を切る(内容からしてそれでも高いと思うが)価格と手軽さから愛用中です。円筒の筒であれば、茶筒でもなんでもOKなのですが、長さがちょうどいいものってなかなか無いのですよね。
久々にバーベキューグリルの製品一覧を見ていたのですが、グリル自体にスターターを組み込んだコールマンのイージースタートチャコールグリルは面白い。道具がこれほど無ければ、使ってみたいのですけれど……。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月16日
お肉の国生まれのバーベキューグリル ウェーバー
日本人は、大っぴらに肉を食べ出して百数十年。西欧人は、ずーっと肉食。その経験の差を、ズシッと感じさせてくれるのが、バーベキューグリルだ。
あちらの国のバーベキューグリルには、「肉は、スモークすると美味しいですよ」「チップを入れなくても、肉から滴り落ちる肉汁で燻すだけで風味が増しますよ」という仕掛けがある。
我が家にあるのは、ウェーバーの一番小さいGO-ANYWHRE Chacoal Grillという製品。どこでも持って行って焼いてねという分かりやすいネーミングも良い。
外装は琺瑯仕上げでサビやこびり付きに強い。火力の調整も簡単に でき、しかも側面下部だけではなく、蓋にも開閉可能な通気穴が2箇所あるので、排気の量を調整しながら燻す感じの調理もできる。火力調整も思いのままだ。本日、ラムチョップのブロックを焼いたのだが、とにかく旨い! の一言。ハーブソルトをぶっ掛けた何の工夫もない調理法なのですが、これ以上ない仕上がり。これも燻され効果なのですよ。炭の後始末も、すべての通気口を塞いで蓋をしてしまえば、自然消火。翌朝、炭ツボに移すだけの手間要らずが嬉しい限り。
そして収納も、足を畳んで蓋押さえを兼ねるという合理的な設計。オートキャンプにバッチこーいな製品であります。
ネックは、定価で2万円というバーベキューグリルとしては高価なお値段なのですが、値段さえナットクできればバーベキューグリル選びで迷ったら、Wever GO-ANYWHRE Chacoal Grill おすすめです。僕はもちろん恐ろしいほどの低価格で手に入れたのですけどね。申し訳ない。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月15日
元祖? 入れ子でGO! ブルドック印のメスキット
ブルドッグ印のメスキット。似た構成でミロのメスキットの方がお馴染みだが、あちらは、プラ製のカップとテフロン加工されたフライパン付き。焦げ付きにくい分、使い心地はミロの方が上かも知れないなぁ。ブルドッグ製は、特別な加工はされていないけれど、熱伝導性に優れたオールアルミで結構肉厚。目玉焼きとか焼いても焦げ付きにくかった記憶がある。
こういったメスキットは、フライパンから、鍋、皿、カップまで、コンパクトにシステマチックに収納されている点が道具としての魅力だ。私は、これに小型のステンレスザルを組み合わせて、サッと湯通しする、湯を切るといった使い方をしていた。素麺なんて良いですよ。
今となっては、もっとシステマチックなコッヘルやクックセットがあるけれど、この雰囲気は出せないのですよねぇ。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月14日
真っ黒け覚悟で使うシェラストーブ
サバイバルストーブの重さに懲りたものの、火起こし器としての性能に納得した私は、そのルーツと思われるシェラストーブを手に入れた。こちらは、ボディのベースがアルミ製。五徳に風防、専用のクッカーを加えた総重量でも、900gと納得できる重量。できれば、クッカーもアルミかチタンが有難いんですけど、贅沢は言うまい。
最近のモデルでは、電池ボックスが分離され、離れたところから電源のON/OFFができる。使っていると、このストーブ、チンチンに熱くなるのでちょっと羨ましいけれど、実用上問題なく使えているし、コード切れなどを考えるとこれでもいいかな? と思う。
使ってみると火力は、かなり強力。ソロでの食事には十分。新型に比べて空気量によって火力調整ができるのは利点。
難点は、小枝などを燃やすと、アッと言う間に煤で真っ黒けっ! 水場が遠いと、真っ黒なクッカー、風防、その他を収納しなければいけないのは、ちょっと辛いです。雑巾は必須ですね。
こちらもサバイバルストーブ同様、基本的に壊れるところが無いのがいいところ。壊れても自分で直せそうですね。
とはいえ、素材にアルミパーツが多いので、炭起こしには使わない方がいいかも。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月13日
高価な炭起こしと化したサバイバルストーブ 便利です
モーターでファンを回して加熱された空気を送り込み強制燃焼させるこの手のストーブ。シェラストーブが本当は欲しかったのだけど、訪れたさかいやスポーツでは、その頃品切れ。ほぼ同じ構造でステンレスでできた丈夫なサバイバルストーブの在庫はあり、あれこれ悩んだ挙句、結局購入しての帰り道。早速後悔の念が込み上げてきた。
なぜか?と言えば、片手にぶら下げた袋のズッシリとした重さ。重量は、800グラム。燃料は、枝などその場にあるものを燃やすため、持参する必要はないのだが、大きさの割りに重たい。耐久性は高いにせよ。
重いぜっ? コレ?
これだけ重ければ、ガスストーブにカートリッジを2本持てるんじゃない? ブツブツブツ……。
結局、このストーブ、徒歩旅に出ることは1度もなかった。軟弱歩行者としては、ついつい、より重さの軽いものを選らんでしまうのですよね。でも、思いがけず役に立ったのが、オートキャンプでの炭火の火起こし。
燃焼口のサイズがそれほど大きくないので、大量の炭は一度に起こせない。しかし、種炭作りには十二分な性能。上部にトタンを巻きつけて容量を増強すれば、1回分の炭も楽に起きる。丈夫なステンレスだけに、ガンガン炭を起こしても、本体にダメージは及ばない。電源が単2電池なので、忘れた頃に交換するというノーメンテナンスさも快適。ちなみにモーターはマブチの模型用モーターです。
ちょっとばかり、高価な炭起こしなのだけど、これまたオススメです。
もちろん、徒歩以外、あるいは体力に余裕のある方には、十分おすすめできる製品です。
なにしろ丈夫ですから。
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。
2006年12月13日
革新的! トビハゼマークのミゾーチタンクッカー チタン狂時代
94年頃、アルミが主流だった山用クッカーにウギャァーと叫び声を挙げたくなる新素材の製品が登場した。600ccの鍋と蓋代わりの小型フライパンのセットで160g! トビハゼマークのミゾー・チタン製ソロクッカーがそれだ。チタンは、他の素材と比べて切削や曲げ、絞りといった加工が難しく、なかなか製品化されてこなかったのですよね。ちょうど、その頃、イワタニプリムスが、1インチバーナーとして、折りたたむと1インチで100グラムを切るチタンバーナー(EX-ULT-1A)を発売。セットで使えば、255グラムのクッキングセットが出来上がる……。
もちろん燃料は除いてだが。<br /> 体力無い人の山遊びは、グラム単位で削らなきゃぁとばかり、チタン製 品収集の熱は、一気に吹き上がったのであった。
で、購入したのが、写真のミゾー製ソロクッカーの他、エバニューのコッヘル、シェラカップ、カトラリーなどの、チタン製品軍団。使って見るとなるほど軽い! しかも、熱伝導性がアルミやステンレスと比べると低いため、口を付けても熱くないのが良かった。 がしかし、万能の道具はなかなか無い。熱伝導率が悪いということは、バーナーで加熱すると、局地的に熱い場所ができるため、ご飯炊きでは、なかなかコツが要る。フライパンは、よく混ぜながら温めないと焦げやすいなどの弱点もある。この弱点を克服すべく、EPIの製品のようにアルミを巻き込んだものもある。本当に熱伝導性が高くなっているのなら、ちょっと興味がある。
チタンへの欲望を消失させてくれたのが、チタンは凄いぜの日々を過ごしていたある日出会ったバーゲン。エバニュー製深型コッヘル1個300円! たまげた挙句、家族分ねと5個も買ってしまったのであった。バーゲンというよりも、とにかく目の前から、無くしたいという売り手の気持ちだったかもしれない。なにせ、スノーピークのHDヘキサウィングが2000円だったのだから……。あんなバーゲン2度と見ないなぁ。もちろん、そのお店は、その数日後無くなってしまったのですけどね。 気が付けば、チタンの話が投売り閉店の話に。そういえば、チタンのペグも相当数買ったなぁ。どこに紛れ込んだのやら……。
はぁ、散財! 散財!
この記事は、2006年8月 永遠の散財日記+αに掲載したものを加筆訂正したものです。